今回のれんげのおはなしのテーマは「新園舎での生活」です。
子ども達が旧園舎から新園舎に移ってから、もうすぐ4ヶ月になります。この間、休校になったり緊急事態宣言が発令されたり、子ども達は外出もままならなくなりました。『ステイホーム』の生活を余儀なくされる中、れんげ学園の子ども達は以前よりずっと広く、新しいお家に移ることができて、本当に良かったと思います。
新園舎に移って子ども達の生活はどのように変わったのか? 子ども達と一緒に生活をしている職員に「新園舎になって良かったこと!」を聞いてみました。
☆☆☆ 子ども達の部屋が個室になった ☆☆☆
最も良かった事として、園舎の中を5つのユニットに分けて、さらに子ども達の居室を個室にした事があがりました。
「1人部屋になったことで1人の時間を確保しやすくなった。(職員C)」
「プライベートな空間ができて良かった(職員S、職員H)」
「個別の時間が環境的に保障されたこと(職員T)」
他人同士が共同生活をする施設では「パーソナルスペース」がとても大切です。新園舎ではそれが叶って、子どもはもちろんですが、職員もとても喜んでいます。
☆☆☆ キッチンが広くなった ☆☆☆
次に多かった声は、キッチンがとても広くなり、子ども達と料理を一緒に作れる環境が整った事でした。
「職員の手料理を食べたり一緒に作ったりと、食に関してより家庭的になっている。(職員K)」
「子ども達と料理を一緒に作れる機会が増え、今までなかなかできなかった料理が普通にできるようになった。また子ども達が生き生きとした表情で作っている様子がとても良い感じです。(職員M)」
「キッチンが広くなって作業がしやすくなりました!(職員T)」
旧園舎では、調理場で食事を作り、子ども達は食堂で食べていました。今は各ユニットに置かれたダイニングテーブルで食事をしていて、職員も毎日の食事作りが楽しいようです。
☆☆☆ 様々な設備が整った ☆☆☆
新しくなった家具や設備についても声も上がりました。
「子ども用のパソコンが設置されてネットにつながるようになり、色々な経験ができるようになった。また、各部屋にエアコンが設置されたので、子どもの体調に合わせて温度調整がしやすくなった(職員C)」
「トイレが個室できれいになった。(以前は学校のようなトイレでした)(職員S)」
「浴室乾燥機が設けられたので洗濯~乾燥が時短になった。照明が蛍光灯からLEDになったので部屋全体が明るくなった。(職員S)」
上記以外にも、
「全てが新しく、生活も環境も、子どもたちと相談しながら決めることで、『一緒に』生活を送っている実感があります。(職員K)」
という声も上がっていました。
子ども達がこのように快適な生活ができるようになったのは、多くの皆さまからのご支援のおかげです。職員一同、心から感謝しています。
新園舎で子ども達が楽しく生活できるように、これからも頑張ります!